1972-04-06 第68回国会 衆議院 社会労働委員会 第13号
その精密検査の結果で、特に問題のあるという人が、ずっと森永との補償関係、後遺症関係の取り扱いで処理されてきておるわけでありますから、今日まで非常にしぼられてきておる。大半の人々は放置をされて、十六年の間に妙な症状がぽんぽん起きて、年をとるに従ってどうにもこうにもならなくなって、いま半身不随になっておる人もたくさんおるわけですね。
その精密検査の結果で、特に問題のあるという人が、ずっと森永との補償関係、後遺症関係の取り扱いで処理されてきておるわけでありますから、今日まで非常にしぼられてきておる。大半の人々は放置をされて、十六年の間に妙な症状がぽんぽん起きて、年をとるに従ってどうにもこうにもならなくなって、いま半身不随になっておる人もたくさんおるわけですね。
こういう一つの原爆被爆者の疾病状態、そういうものを統計的に把握することが熱線によって受けた原爆被爆者の医療上の後遺症関係を見るのにきわめて大切なデータであると、医者は声をそろえて言っているのです。広島なり長崎の原爆担当の病院ではかなりの資料が出ております。
それで、先ほどお話ししましたように、傷害による治療関係の保険金の五十万円につきましては、実態的なデータからもそういう実情でございますので、ちょっとこれを引き上げるということにはいろいろ問題があろうかと思いますが、後遺症関係の三百万円から十一万円という範囲内においても、実情に応じた等級表の改定等はすべきであろう、こういうことで、たとえば先ほどいろいろ神経症状の点で申し上げましたが、現在後遺症については